真夏の寝苦しい夜に活躍するガーゼケット。
涼しい寝心地でありながら、適度な保温性で冷えから守ってくれるので重宝するアイテムです。
吸水性が良いため、汗をかく夏場は週に1回以上は洗いたいところですが、「ガーゼケットを洗うたびに、だんだん肌触りが悪くなるのは嫌だな…」と不安に思っている方もおられるかもしれませんね。
ガーゼケットをふわふわに洗うのは難しくないですよ!
結論:ガーゼケットに柔軟剤は使わない
ガーゼケットを洗う時、柔軟剤を入れた方がふんわり仕上がるように思いますよね?
ところが、柔軟剤を入れるのはNGなのだそうです。
どうして?
繊維をコーティングしてしまって、吸水性が悪くなるからよ。
そういえば昔私が某百貨店で働いていた頃、寝具売場のタオルソムリエの方も「タオルを洗う時に柔軟剤は使わないで」と言っていたのを思い出しました。
タオルもガーゼケットも綿100%でふわふわな状態が望ましい、いわば親戚みたいなもの。
ふわふわにするために柔軟剤は必要なく、たっぷりの水で洗うことで、
・ガーゼなら繊維と繊維の間の糸が起毛することで
・タオルならパイルが立ち上がることで
ボリュームが出てきてふわふわになるそうです。
本当ですか? でもやっぱり、柔軟剤を使った方が良さそうな気がしますが…。
そう言われると自信がなくなっちゃうわね。確認してみますね!
ということで、実際にガーゼケットを確認してみることに。
洗濯表示の裏に、何やら注意書きを発見しました。
⇩
柔軟剤をご使用になりますと、吸水性が悪くなったり、毛羽落ちしやすくなりますので、柔軟剤のご使用はお避けください。
引用元:ディノス・セシール
柔軟剤の使用を推奨していないどころか、デメリットしか書いていません。
照明の加減が悪すぎるのと外観がうまく撮れなかったのでネットで探してみると、上記のガーゼケットの色違いがあったので参考までに掲載させていただきます(現在は販売終了)。
こんな外観の、いわゆる一般的な今治の5重ガーゼケットです↓
出典:ディノス・セシール
ガーゼケットを洗う時は柔軟剤を使わない
ガーゼケットをふわふわにする簡単洗濯方法
ガーゼケットの洗い方です。
ガーゼケットは目が粗く織られ、引っかかりやすいので、必ず洗濯ネットに入れてから洗いましょう。できればガーゼケットのみの単独洗いがベストです。
繊維の間に残るとゴワつきやにおいの元になるので、洗剤は適正量入れます。
柔軟剤は入れません。
洗濯機の設定を調整し、「手洗い」や「毛布」などの弱水流コースでたっぷりの水で泳がせるように洗います。
脱水までできたらシワを伸ばして形を整え、風通しの良い場所に陰干しします。可能ならタオルを干す時のように軽く降っても構いません。
ガーゼケットが風でなびいた時に周囲に引っかかるものがないかを確認します。
乾燥機にかけるとガーゼケットが縮んでしまうため、自然乾燥で乾かすようにしましょう。
未使用時のガーゼケットよりも織り目が開いて空気がたっぷり含まれ、ふわふわになっていれば成功です。
- ガーゼケットを洗う時は柔軟剤を使わず、「適正な洗剤の量」「たっぷりの水」で洗う
- 乾燥機は使用しない
かんたん!
布団の丸洗いについての記事はこちら↓