服のシミが落ちない？ 自宅でできる簡単シミ抜き方法と、おすすめクリーニング店をご紹介

ソースやケチャップ、ミートソースにカレー、コーヒ－。あるいはボールペンやマーカー。

うっかり服にシミがついてしまうのはよくあることですが、たとえ小さいシミでも跡が残ってしまうと、がっかりして気持ちが晴れません。

下手に対処すると余計にシミが広がったりと、シミのせいで服が1着ダメになってしまうことだってあります。

というわけで、この記事では家庭でできる、できるだけ簡単なシミ抜きの方法をご紹介。

と同時に、万が一その方法でシミが落ちなかった場合のおすすめクリーニング店を、体験レポとともにお伝えします。

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シミには種類がある

シミには大きく分けて次の3種類があります。

「水溶性のシミ」は、うっかりコーヒーをこぼしてしまった、などという場合。すぐに水で洗い流せばわりと簡単に落ちてくれるので、最も扱いやすいシミです。

「油溶性のシミ」は、主に油分が含まれた料理や化粧品などの汚れ。こちらもすぐに対処する場合、台所用洗剤などを使えば綺麗に落とすことができます。

最も厄介なのが「不溶性のシミ」です。私たちが子供の頃から、ついてしまったら落ちないシミとして無意識に認識していた「墨汁」などのシミです。

「不溶性のシミ」を自宅でシミ抜きすることは難しく、プロでも落としきれないことがあります。大切なお洋服で諦めきれない場合、シミ抜き技術が高いと評判のクリーニング店を慎重に選ぶ必要があるでしょう。

家庭でできる応急処置と簡単シミ抜き方法

放置したり「後で」と考えず、ついてしまったシミはすぐに落とすのがベストです。時間が経てば経つほどシミは落ちにくくなるからです。

水洗いできる服であれば、その箇所に直接洗剤の原液をつけ優しくもみ洗いするのが最も手っ取り早い方法です。その場合は台所用洗剤（中性洗剤）か、もしくは、少し面倒ですが洗濯用の粉洗剤が強力です。

「水溶性」か「油溶性」のシミの場合、それほど時間が経過していなければ綺麗に落とすことができるでしょう。

シミ抜きの正しい方法を実践する場合は、以下の通りです。

水溶性のシミ

水溶性のシミはコーヒー、ジュースなどの飲料や醤油などです。

1. シミの箇所を水またはぬるま湯で洗い流し、台所用洗剤をつけて優しく揉み込む。
2. ①ですぐにシミが落ちれば洗剤を洗い流し、通常通り洗濯機で洗濯する。
3. ①で落ちなければ衣類の下にタオルを敷き、シミの箇所に台所用洗剤を垂らす。歯ブラシで根気よく優しくたたくか軽くこすって落とす。

油溶性のシミ

ミートソースやカレーなど油分が含まれた料理や、バター、ドレッシング、ファンデーションや口紅などの化粧品のシミです。

油溶性のシミはクレンジングオイルを使って落としていきます。

1. 衣類は水に濡らさず、クレンジングオイルをシミの箇所に垂らして充分染みこませる。
2. 繊維の奥まで馴染むよう優しく揉み込むか、5分程度時間を置く。
3. ぬるま湯を使い、水の色が透明になるまで洗い流す。
4. 衣類にオイル分が残らないように台所用洗剤で洗い流し、通常通り洗濯機で洗う。

不溶性のシミ

泥や墨汁などです。

不溶性のシミは、ついた直後であっても最も落ちにくいのが厄介です。自宅でのシミ抜きを試してみて歯が立たないようであれば、無理をして服の繊維を傷めてしまう前に、プロに任せるのがおすすめです。

1. 汚れた箇所を湿らせ、中性洗剤を垂らす。
2. その上から固形石鹸を刷り込み、汚れを揉み出す。
3. 汚れが浮き出てきたら、その都度洗い流す。
4. 何度か繰り返し、最後に通常通り洗濯機で洗う。

落ちにくいシミ、時間が経ったシミの落とし方

時間が経過したシミは落ちにくいため、漂白剤を使って落としていきます。

「酸素系漂白剤」は白い衣類のシミ抜きはもちろん、色ものでも使用可能。

シミ抜きのメインとなるアイテムなので、家庭でシミ抜きをする場合にはまず揃えておきたいアイテムです。

また、液体タイプより粉末タイプの方が効果が強く、時間の経ったシミにも適しています。

酸素系漂白剤（粉末）を使ったシンプルなシミ抜き方法

ではまず、酸素系漂白剤を使ってのシミ抜き、いわゆる「漂白」の方法からです。

●《酸素系漂白剤を使ったシミ抜きの手順》

1. 洗面器などに30℃～50℃のお湯を張る。
2. 酸素系漂白剤を入れ、よくかき混ぜて溶かす。
3. シミのついた服をゆっくりと沈め、1時間程度浸け置きする。
4. 取り出してぬるま湯ですすぐ。
5. 通常通り洗濯し、風通しの良い場所で乾かす。

注意点は、水だと粉末が溶けにくいのでできるだけお湯を使って漂白液を作ること。ただし、50℃以上の熱湯は使わないでください。

頑固なシミだと場合によっては1時間以上浸け置きしても良いかもしれません。

しかし、そのあたりは注意書きに載っていないため、自己責任ということで、ご自分で様子を見ながら判断していただきたいと思います。
（長時間置いていても色落ちはしません）

《魔法水でシミ抜き》酸素系漂白剤(液体) ＆ 食器用中性洗剤 ＆ 重曹

続いて、あらゆるシミに効果的と話題の「魔法水」を使っての漂白方法です。

●《魔法水の作り方》

• 酸素系漂白剤（液体）：小さじ3
• 食器用中性洗剤：3滴
• 重曹：小さじ1

これらを容器の中で混ぜ合わせたら完成！

魔法水は作り置きができません。作ったら3時間以内に使うようにしましょう。

●《魔法水を使ったシミ抜きの方法》

1. シミの下にタオルを敷き、歯ブラシなどで魔法水を軽くたたき込む。
2. シミが落ちるまで何度か繰り返す。
3. シミ抜きした部分を水に浸し、成分が残らないようによくすすぐ。
4. 通常通り洗濯し、風通しの良い場所で乾かす。

これらの方法を試してみてもシミが落ちなければ、これ以上の手立てはありません。家庭でのシミ抜きは一旦ストップしましょう。

【体験レポ①】原因不明のシミを発見！

ここからは、衣類についたシミに関する実際の体験レポです。
自分で落とそうと試みたものの、結果的にクリーニング店に依頼することにしました。

ある日のこと、洋服に謎のシミを発見。

洗濯物を取り入れた際に、身に覚えのないオレンジ色のシミがついていました。

前回アイロンを当てた時にシミはありませんでしたし、この服を着用していた際にも、シミがつくような出来事は何もなかったはず。

ということで、急遽シミ抜きに効果を発揮すると言われる「魔法水」もどきを作ってシミ抜きを試みました。
（忙しかったのでかなり適当）

しかし、シミは全く落ちず。薄くもなりませんでした。

シミの種類に思い当たる節はないものの、いろいろやってみて不溶性のシミではないかという結論に。雰囲気的にはペンキか、色素の付着のような感じでした。

落ちるシミは、洗剤をつけて軽く洗っただけでも効果が感じられます。

日を置いて2回ほどシミ抜きを試みても変化がなかったので、クリーニングに出すことにしました。

【体験レポ②】シミ抜きが得意なプロに依頼。結果は？

クリーニングは、シミ抜きが得意と言われるクリーニングモンスター に迷わず依頼。宅配クリーニングなので、全国どこからでも依頼できるのが便利です。

近所のクリーニング店に出さなかったのは、前にデラックスコースで頼んだ時、落ちそうなシミでも落ちていなかったから。

写真の加減で色味が違いますが、同じ服です。色が濃くなっているだけなので油ジミのようにも見えますが、落ちなかったんですよね……。

クリーニング店に出してシミが落ちなかったという話はチラホラ聞きますし、業者さんによってもシミ抜きのクオリティに差があるようです。

また、シミの種類は無限にありますので、中にはやはり落としきれないものもあるというのは仕方がないのかもしれませんね。

脱線してしまいました。今回はシミ抜きに定評がある業者さんとのことで、期待をもって出します。

シミのついた服を含め、合計6点クリーニングに出しました。

クリーニングされて返ってきた時の写真です。果たして、シミは落ちているのでしょうか……？

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シミ、綺麗に落ちていました！

見てください。

 

シミなど最初から何もなかったかのような綺麗な仕上がり…！

素晴らしいですね！

本当に出して良かったです。

これで、このお洋服を来年も着ることができます。

クリーニングモンスターさん、ありがとうございました。

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まとめ

シミの種類によって、落としやすいシミ、落としにくいシミがあり、また、時間が経てば経つほど落ちにくくなります。

たった5ミリのでも、洋服の運命を大きく変えてしまうシミ。

諦めて捨ててしまう前に、シミ抜きが得意なプロに任せて綺麗にしてもらいましょう！

今回ご紹介した「クリーニングモンスター」以外にもシミ抜きが得意な業者さんはあると思いますが、宅配クリーニングは近隣にお店がなくても利用できるので助かりますね。

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