安い服と高い服、どっちがコスパがいいの?
やっぱり安い服の方がコスパがいいんじゃないかしら。
う~ん、どうかしら? 私としては、高い服の方がコスパがいいと思うのよね…
誰もが1度は思い浮かべる疑問ですよね。
結論からお伝えすると、安い服は短期目線、高い服は長期目線で考えるのがベスト。
それぞれにメリット・デメリットがあるものの、最終的には高い服の方がコスパが良いと考えます。
解説していきますので、ワードローブの参考にしてみてくださいね!
安い服を買うメリットとデメリット
安い服のメリット
安い服を買うメリットです!
- 購入時の出費が減る
- 気軽に流行の服を試せる
- 旅行・キャンプなど、汚れを気にせずに行動できる
- お手入れをあまり気にしなくても良い
購入時の出費が減る
安い服はみなさん買ったことがあると思いますが、安くて手軽に購入できるのが最大のメリットですよね!
安い服と高い服では、価格に10倍以上の開きがあることも珍しくありません。
最近は特に物価が高くなっているので、安いだけで嬉しくなってしまいますし、実際に出費も減るのでありがたいです。
気軽に流行の服を試せる
安いと気軽にトレンドファッションにもチャレンジできますよね。
せっかく高い服を買っても、すぐに流行が終わってしまうようなデザインは、もったいなくてなかなか手が出せないのが現実です。
試してみたいトレンドデザイン、いつもは買わない色など、安い服なら気軽にチャレンジできるのが魅力。
汚れやすい白や、繊細な生地のものなどを試してみるのも良さそうです。
旅行・キャンプなど、汚れを気にせずに行動できる
アクティブな活動は、汚れてもいい服装が基本です。
慣れない動きをしたり、知らない土地に行ったりと、埃や泥、雨など思わぬ汚れに見舞われても、安い服なら気を遣わずに行動できます。
特にキャンプなどは頭の先から靴まで全身アクティブ仕様で統一するかと思いますので、高い服だと大変です。
安い服なら全部揃えてもお財布にも優しく、活動的なウェアにはもってこいですね。
お手入れをあまり気にしなくても良い
安い服の方が、綿やポリエステルなど生地が分厚くて丈夫なことも多いです。
その上お手入れも簡単で、大抵は洗濯機に入れて回せば何とかなるのが一般的。
ダメになってもまた買い直せばいいので、気が楽ですね。
安い服のデメリット
安い服を買うデメリットです。
- ダメになるのが早い
- 必然的に買い替え頻度が増す
- 意外にお手入れに時間を取られる
- 女性は体型が悪く見えがち
安い服は持ちが悪く、ヨレだりダメになってしまうのが早いのが特徴です。
極端な例だと1回着ただけでお払い箱というケースも。
そのため安い服は高い服に比べ、買い替え頻度が高いです。
また安い服の特徴として、意外にもお手入れに時間を取られてしまう点が挙げられます。
- 糸や生地に加工が施されていないため、洗濯するとシワになりやすい
- ちょっと着ただけで毛玉ができやすい
しかし、安い服の場合は結局は買い替えるか、お手入れしないまま着用するということになるでしょう。
そして…
まだあるの?
これ、女性には大事なポイントなのよ。
安い服はシルエットが悪く、体型カバーをしてくれません。
安い服で体型カバーをしようとすれば、ガバッとしたチュニックのようなデザイン一択になってしまいます。
高い服を買うメリットとデメリット
高い服のメリット
高い服を買うメリットです!
- 上質な素材を用いているので、夏素材は涼しく、冬素材は暖かい
- 服が長持ちする。10年ほど持つ
- シルエットが美しく、素敵に見える
- 最終的にコスパが良い
上質な素材を用いているので、夏素材は涼しく、冬素材は暖かい
高い服は、使用する糸や、生地の段階からこだわりがあります。
夏素材の上質な綿や麻は薄手で軽く通気性に優れ、風がす~っと通って涼しく快適。
また、冬場に着る上質なウールやカシミヤは、じわ~っと汗ばむほどの暖かさです。
つまり、夏に涼しく冬に暖かいのです。これにより、余分な便利グッズ的な周辺アイテムの数を減らすことも可能と言えそうです。
服が長持ちする。10年ほど持つ
高い服は素材が上質な上、丁寧な縫製がなされているため、長持ちします。余裕で10年ほど持つでしょう。
シワになりにくかったり毛玉ができにくい加工もあらかじめ施されていることも多く、お手入れも楽です。
安い服は生地が丈夫なことも多いと書きましたが、高い服が長持ちする場合は、「寄せ付けない強さ」みたいな感じ。経年劣化を感じにくいです。
シルエットが美しく、素敵に見える
高い服は窮屈感がなくゆったりした着心地でありながら、いつもの自分よりプロポーションを良く見せてくれます。
つまり、高い服は計算されたシルエットが美しく、着るだけで素敵な雰囲気を演出してくれます。
そのあたりが目的で高い服を買うことは、自分への投資と言えるかもしれませんね。
ここが大きなポイントです。
最終的にコスパが良い
高い服はここぞという時に頼りになるだけでなく、周囲からの評判も上々。
そうなると、自然と使い回しや着回しの回数が増えます。
長く大切に着ることができる上に、そうした社会的な側面も含めると、高い服はコスパが良いという結論になります。
高い服のデメリット
高い服を買うデメリットです。
- 1着ごとの値段が高いので、度々買えない
- デザインはシンプル路線になり、流行を追いにくい
- 汚さないように気をつけないといけない
- お手入れにお金がかかる
高い服は1着ごとの値段が高いので、買う時は慎重になります。
そのため、どうしても長く着られるデザインを選びがちになり、トレンドを押さえたい人には少し物足りないことも。
着用期間も長くなるので、食事の時などの汚れには十分注意が必要です。
また、高い服は高級素材や繊細な素材を使用していることも多く、クリーニングなどのメンテナンスにお金がかかってしまいます。
これは「良いものを、お手入れをしながら大切に使う」という昔からある考え方なのですが、それらが煩わしい方には向いていないでしょう。
最もコスパがいいのは? 失敗談をもとに考察
コスパがいいのは「デパートクラスの服」
「デパートクラスの服」が最もコスパがいいです。
(海外ハイブランドは高すぎるのでコスパ的には除外)
ここで言う「デパートクラスの服」とは、
「実際にデパートに入っているブランドの服」という意味ではなく、
あくまでも「デパートクラスの品質の服」とご理解ください。
筆者がこれまでの人生でいろいろ試してきた結果、そういう結論に至りました。
品質がそこそこ良くて長持ちするので、服の買い足し計画が楽にできるんです。
「デパートクラスの服」は10年ほどは余裕で持ちます。また縫製がしっかりして丈夫なため、ほつれや糸の引っ掛けも起こりにくいです。
仮に実際に着用する期間が5年であったとしても、服が長持ちすることにはメリットが。
その長い期間内に次のワードローブ計画をゆっくり練り、
焦らず1着ずつ確実に買い足していくことができるから
なんですね。
つまり、買った服の価値がどんどん目減りしていく『減価償却』のスピードが、限りなく遅いということ。
簡単に言い替えると、高い服の時間の流れはゆっくりなのです。
焦って次の服を次々と買い足さなくてもいいのです。
(失敗談)安い服だけを揃えた末路
上記のような結論に至ったのは、やはり失敗談とも言える体験があったから。
実は筆者は節約のため、中途半端な「安い服」ばかりを通販で購入している時期がありました。
「安い服」は、はっきり言ってデパートクラスのものより見た目がお洒落で可愛いものが多いです。当時はカタログやサイトを1日中飽かず眺めては、可愛くて気に入った服をポチっていたものです。
しかし、そのようにして買った服たちは、数年経つと、まるで溶けるように全部なくなってしまったのでした。
なぜなら、安い服の寿命は短いから。
またデザインも下手に可愛いので、トレンドが終われば古くさく見えてしまいます。
少しずつ着なくなったり処分していった結果、2~3年経った頃にはまともな服が何も残っていないという状況に。
「お出掛けできる服がまるでない。どうしよう…」
「安い服」を購入のメインにする場合、早いサイクルで服を買い替えなければいけません。
ある程度気に入ったら、テンポ良く購入していかなければいけなかったのです。
ところが、「かなり気に入った服だけを買う」というスタンスがわざわいして、買い物する頻度が服の寿命の追いついていなかったのが原因でした。
私が服を処分するタイミングが早めだったことも災いし、1年、2年と経つうちに、どんどん着る服がなくなっていってしまったのです。
最後は友人とランチに行くような服もなくなってしまい、まるで社会人になりたての頃のように、全部の服をもう一度買い揃えなければなりませんでした。
この時が、実は人生で一番 服にお金がかかった時期でした。
それ以来、(たとえバーゲンであっても)外に着ていく服で「安い!」と飛びつくような買い方はもちろん、品質的に1~2年で退場するような服は買っていません。
当時の反省をもとに、現在は買い足した分だけ着実に服が増えていく、安定のサイクルに入っています。
35歳以上の女性におすすめの服の揃え方とは?
これまで安い服と高い服の違いについて述べてきましたが、ひとくちに「安い」とか「高い」といっても、少し抽象的ですよね。
30代半ば~40代になると、それまで着ていた服と同じでは違和感が出てきます。
年齢が上がるにつれ、長く着られるデザインと品質になっていくのが一般的。具体的には、35歳あたりでそれまでのワードローブを一旦見直すのがおすすめです。
- まずはベーシックで上質なアイテムを揃える
- いつも買うショップやブランドを決める
- サイズ感にこだわる
まずはベーシックで上質なアイテムを揃える
35歳以上もになると社会の一員として立派な年齢と見なされるので、服装にも落ち着きを取り入れたいところ。
20代の時の名残を残しつつも、ベーシックで上品なアイテムを積極的に取り入れてみるのが良いのではないかと思います。
- ベーシックで上質なスカートやパンツ
- それに合わせる上品なトップス
- それらを引き立たせるお洒落感のある小物
- ブラックフォーマル・ブラックスーツ
など、まずはいざという時に役立つ、自分なりにどこに出ても恥ずかしくないセットが各シーズンに1セットずつ揃っていると安心です。
ベーシックアイテム=ダサいというイメージかもしれませんが、決してそんなことはありません。高い服は「ベーシックでありながらお洒落」という絶妙なデザイン性を備えているものが、探せば多くありますよ。
いつも買うショップやブランドを決める
服は、あちこち浮気をせず、気に入った1つのブランドから購入するのが無駄がなくてオススメです。
なぜなら、服はトップスとボトムスのトータルコーディネートだから。
デザインや雰囲気、色味など、やはり同じブランド同士のものの方が相性が良いです。
着用する時も下手にコーディネートを自分で考えたりせず、購入時の組み合わせのまま着るだけで時間の無駄がなく、綺麗に決まります。
自分に似合うブランドを発見したら、しっかり掴んでおきたいですね。
サイズ感にこだわる
サイズ感は特に大事です。
それほど困ったことのない方なら良いのですが、身長や体型の関係で服がしっくりこない方は、サイズ感にこだわりたいところです。
ちなみに「サイズ」ではなく「サイズ感」です。
既製品をそのまま着ると、いつもゆったり過ぎる、少し窮屈な感じ、少し長い、または短い…などは、せっかく着ていても素敵に見えません。
ここぞという時の服装は、服のお直しをしてでも、自分にピッタリ合うサイズにするのがおすすめです。
着用時のストレスが減るとヘビーローテーションに繋がるので、結果的にコスパが良くなりますよ。
まとめ
安い服・高い服についてお伝えしました。
私自身の体験に基づいて高い服の方がコスパが良いことを解説しましたが、年齢や状況によっても、どれが正解なのかは人によって違うところ。
20代~30代前半までは服に対する考え方がまだまだ柔軟な時期ですので、いろいろ試すのもおすすめです。
30代後半から40代と年齢と経験を重ねるにつれ、本当にコスパの良い服を開拓していけば良いのではないでしょうか。
自分が一番素敵に見えるファッションを楽しんでくださいね♪