
羽毛布団って、クリーニングしていいんですか?
なんか、かえって布団が傷みそうなイメージなんですけど……



もちろん、羽毛布団はクリーニングして大丈夫ですよ!
羽毛布団中のクリーニングは、丸洗い技術の進歩により、中わたを傷めない方法で綺麗に洗浄することが可能です。
羽毛布団は、適切なお手入れをしてあげることで良い状態を保つことができるため、クリーニングに出して清潔な状態にしておきましょう。



羽毛布団を買ってからクリーニングに出したことがないから、とりあえずクリーニングに出そうと思います。でも、その後はどのくらいの頻度でクリーニングすればいいんですか?



頻度については、記事内で解説していきますね!
この記事では、羽毛布団をクリーニングに出す必要性や、クリーニングに出す頻度、具体的な布団クリーニング店のサービス内容や料金について解説しています。
- 羽毛布団をクリーニングに出す必要性
- 羽毛布団をクリーニングに出す最適な頻度
- 羽毛布団クリーニングの料金と相場
- 羽毛布団におすすめの宅配クリーニング店
羽毛布団のお手入れに悩んでいる方は、ぜひこの記事を参考にしてみてくださいね。



そろそろおふとんのお手入れのタイミングだよ♪
おすすめの布団宅配クリーニングについてはコチラ↓
羽毛布団のクリーニングはなぜ必要?
布団の汚れのほとんどは、目に見えない汚れです。
人が一晩でかく汗の量は、コップ1杯分と言われています。毎日使う布団は汗や皮脂、埃などを吸収し、年数が経つほどに不衛生な状態に。また、押し入れに放置しているとカビやにおいの原因にもなります。
このように、一見綺麗に見えても、布団内部では汚れが蓄積し続けているため、カバーを変えたり、干したりするだけでは対処できないのです。



想像するだけで怖いんだけど……見て。


出典:カジタク





清潔なおふとんがいい…



お手入れすれば大丈夫よ!
- 布団の中わた内部までしっかり洗浄してくれる
- 羽毛の汚れが落ちることにより保温性とボリュームが復活する
- においの除去・除菌効果
- プロに洗ってもらうことにより、羽毛布団が傷みにくい
中わたにまで汚れが浸透した布団を綺麗にするためには、クリーニング、つまり「布団の丸洗い」が必要です。
たっぷりの水で洗い流し、中わたがふわふわにまるまでしっかり乾燥──。一般家庭では難しいこのプロセスを、クリーニング店なら失敗なく行ってくれますよ。
羽毛布団をクリーニングに出す適切な頻度



布団クリーニングに出す頻度を教えてください。



僕も知りたい♪
羽毛をクリーニングに出す最適な頻度についてですが、実は布団の素材や使用頻度によって異なります。
- 衛生面を特に気にするなら半年~1年に1回
- 羽毛布団の耐久性に考慮するなら3~5年に1回
布団メーカーの場合は布団の寿命を優先するため、3~5年に一度など、数年に1度の頻度を推奨しています。一方、クリーニング店は衛生面を重視しますので、半年~1年に1回の頻度で布団を洗うことを推奨しています。
これは、どちらかが間違いでどちらかが合っているということではなく、何を優先するのかによって違ってくるということですね。
たとえ毎日使う布団でも、使う人や使う環境によって汚れ具合が異なるため、結局は「布団のにおいや汚れが気になったタイミングでOK」ということになります。



お布団は「適度に」クリーニングするのが大事なんです♪
ただし、布団クリーニングの専門店の中には「毎年洗っても、何回洗っても布団を傷めない」と洗浄技術に自信をもっているところもありますので、「クリーニング頻度が高いと布団が傷みやすい」とは一概には言えません。
結局、どうせ羽毛布団をクリーニングするのなら、布団クリーニングの専門店や、布団の丸洗い技術に定評のあるクリーニング店に依頼した方が長持ちするのは確かでしょう。
羽毛布団クリーニングの料金相場



羽毛布団のクリーニング料金って、ちょっと高そうなイメージですが……



羽毛布団はあれだけの大きさなので、お洋服のクリーニング料金より高いですね。
比較するのもおかしいですが、洋服のクリーニング料金は1枚あたり千円前後なのに対し、布団のクリーニング料金は通常、羽毛布団1点で数千円から1万円ほどです。
以下の理由から、羽毛布団のクリーニング料金は、お洋服のクリーニング料金よりも高めの設定です。
- 羽毛は専門知識を要するデリケートな素材
- 洗浄・乾燥の工程に手間と時間がかかる
- かさばって場所を取る
- 洋服に比べてクリーニング頻度は高くない
お洋服の場合、シーズンが終わると必ずといっていいほどクリーニングに出すと思います。しかし、羽毛布団は、先ほどのセクションでも解説した通り、1年~数年に一度の頻度でクリーニングすれば良いとされています。



羽毛布団のクリーニングは多少イベント感が強いので、「えいっ」と出しちゃう感じですね。
料金相場の話に戻ると、クリーニング店に持ち込む場合と、宅配クリーニングを利用する場合で異なります。
店舗型 | 5,000円~8,000円/1枚 |
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宅配型 | 7,000円~12,000円/1枚 (ただし、2枚以上の利用で1枚あたり5,000円~) |
当然、布団を持ち込む必要のある店舗型の方が安いですね。
一方、宅配クリーニングは店舗型に比べると1.5倍ほど値段が上がりますが、送料が含まれていることに加え、利便性の高さやオプションの自由度などのサービス面において、店舗型にはない魅力があります。
また、布団2枚以上のパックを利用することで、1枚あたりの料金が急激に安くなるのも宅配クリーニングのお得なところです。
つまり、特に理由がないのであれば、大きくて持ち運びが大変な布団は宅配クリーニングがおすすめですよ。



車がない方や忙しい方でも、家に取りに来てもらったら簡単にクリーニングに出せますよね!
羽毛布団におすすめの宅配クリーニング
宅配クリーニングを利用すれば重い布団を持ち運びをする必要がなく、自宅の玄関先で受け渡しできるのが何といっても便利です。時短にもつながります。
羽毛布団のおすすめ宅配クリーニングについては別記事でご案内していますので、興味がある方はご覧ください。


羽毛布団の自宅での管理方法
羽毛布団を清潔に保つために、普段自宅でできる管理方法をご紹介します。
カバーを付ける
羽毛布団には必ずカバーをつけましょう。
カバーを付けることで、羽毛布団に直接触れることがなくなり、汚れがつきにくくなります。
週に1回程度カバーを洗うのがおすすめです。
月に1~2回 天日干しもしくは陰干し
羽毛布団は湿気をため込むと重たくなり、保温性や弾力性が落ちてしまいます。逆にいえば、湿気を逃すことで、羽毛本来のふんわり感が戻ってきます。
月に1~2回程度、天日干しもしくは陰干しを行いましょう。
干し終わった後は、軽くブラッシングするか掃除機でほこりを吸い取ると、より清潔になります。
天日干し
よく晴れて乾燥している日の午前10時~午後3時ごろまでの間に干すのがおすすめです。夕方を過ぎると湿気を含んでしまうことがあるので、早めに切り上げるのがベストです。
側生地を傷めないようにカバーをつけたまま、途中で一度ひっくり返して両面干しましょう。
天日干しをすることにより、消臭や殺菌の効果も見込めます。
陰干し
強い直射日光は側生地を傷めてしまいますので、陰干しもおすすめです。
天日干しと同じく天気が良く乾燥している日を選び、室内もしくは戸外の風通しの良い場所に広げるか、布団干しに掛けます。
普段は室内で陰干しするだけでも十分です。
圧縮袋を使用する場合は注意
かさばる羽毛布団をコンパクトにするため、圧縮して収納している方もいらっしゃると思います。
羽毛布団の場合は羽毛の羽軸が折れてしまうと弾力性が落ち、復活しません。
強い圧縮は避け、また長期間圧縮したままにしないように注意しましょう。
羽毛布団の寿命と買い替え時期
羽毛布団の寿命は15年ほどと言われています。
羽毛布団は長く使用していると徐々にかさが減ってしまい、保温性が落ちてきます。
クリーニングでは回復効果が期待できない状態だと判断すれば、打ち直しを検討してみてください。
また、打ち直しをしても回復が見込めない場合は買い替えが必要です。



打ち直しは高額になることもあるので、上質なものや、思い出の布団などに限ってされると良いですね。
布団の打ち直しを検討している方は…↓
ふとんの打ち直しができる業者
よくある質問
まとめ
羽毛布団のクリーニングの必要性と頻度についての記事でした。
- 衛生面を特に気にするなら半年~1年に1回
- 羽毛布団の耐久性に考慮するなら3~5年に1回
布団のクリーニングはつい後回しにしがちですが、定期的にメンテナンスすることで、快適な睡眠を取ることができます。



思い立ったタイミングで、ぜひ一度布団をクリーニングしてみてくださいね!



洗いたてのおふとん、いいな…♪



