冬の間大活躍のダウンジャケットやダウンコート。
ワンシーズン着たらクリーニングに出さないわけにはいきませんが、気になるのは料金ですよね。
できるだけ安く済ませたい場合や、多少お金をかけても良いクリーニングに出したい場合など、事情はさまざま。
また、同じ人でも状況によってクリーニングのランクを使い分けしたい場合もあるかと思います。
この記事では、ダウンのクリーニング料金の相場やコース、自分で行うダウンのお手入れ方法をご紹介していきます。
ダウンのクリーニングやお手入れに悩んでいる方は、参考にしてみてね!
ダウンのクリーニング料金相場
ダウンのクリーニング料金の相場はどれくらいでしょうか。
早速ですが、店舗型クリーニングを調べてみました。
ホワイト急便(東京大田区) | 2,272円~ |
フタバクリーニング | 1,745円~ |
白洋舍 | 2,700円~ |
ダウンのクリーニング料金は一般的に2,000円前後であることが多いようです。
フードやファーは別料金ですので、付属品まで出すとだいたい3,000円前後でしょうか。
また、ダウンは乾かすのに時間がかかるため、他の衣類より仕上げまでの時間がプラス数日間かかると思っておいた方が良いでしょう。
ダウンのクリーニングは宅配クリーニングがおすすめ!
ダウンのクリーニングには手間と時間がかかることから、他の衣類に比べて料金は少し高めです。
1着2,000~3,000円ほどだとして、衣替えの時などまとめて衣類をクリーニングに出すとなると、かなりの出費になりますよね。
もう少し安くクリーニングできる方法はないかな?
それなら宅配クリーニングがおすすめよ!
宅配クリーニングは自宅から荷物を出して、自宅で受け取るクリーニング。
近年利用者が増えてきているサービスです。
その利便性もさることながら、利用方法によっては店舗型より安く済ませることも可能です。
なぜなら、宅配クリーニングは「何点いくら」という料金方式(パック制)であることがほとんどです。
クリーニング料金が高額のダウンやコートを出すとお得になるのです。
宅配クリーニングでダウンを出すメリット
- かさばる荷物を持ち運びする必要がない
- 点数で料金が決まっているパック制だと、ダウンのクリーニング料金を抑えることができる
- たくさん出すほど割安になる
【料金比較】「安くても安心」~「高級ダウン対応」まで
では、宅配クリーニングにはどんな会社があるのでしょうか?
一口に宅配クリーニングといっても、「安くても安心」なところから「高級衣料対応」までさまざまです。
「よくわからないので選びきれない!」という方のために、おすすめの宅配クリーニングのプランをいくつかご紹介しますね。
クリーニング店 | ダウン1点あたりの料金 |
---|---|
せんたく便 | 1,021円(最速10パック利用時) |
リコーベ
| 1,193円(15点パック初回利用時) |
カジタク 宅配クリーニング
| 1,158円(保管つき15点パック利用時) |
リナビス
| 1,175円(20点パック利用時) |
ネクシー | 2,950円(単品価格) |
リネット | 2,970円(単品価格) |
HIRAISHIYA
| 8,800円(単品価格) |
キレイナ | 9,900円(単品価格) |
服の種類によって価格が決まっているクリーニング店では「ダウンジャケット」と「ダウンコート」で料金が違うことがあります。
それに対し、パック制の場合だと、1点あたりの料金は一律です。
つまり、ダウンのクリーニングを割安で出したい時は、パック制(の会社)を利用する方がお得になるというわけですね。
便利な宅配クリーニングですが、デメリットもあります。
宅配クリーニングのデメリット
- 往復宅配のため、店舗型より受け取り日数に時間がかかる
- 受付で直接相談することができない
- 現金払いができないところが多い(クレジット決済)
とはいえ、宅配クリーニングも電話やメールの相談窓口がありますので、店舗型のように自分の後ろに並んでいる人に気を遣わずにゆっくりと相談することも可能。
仕上がり日数だけしっかり確認しておけば、宅配クリーニングはとても便利なサービスです。
↓宅配クリーニング・リナビスにダウンを出してみた体験をレポートしています。
ダウンのクリーニングに適したコースとサービスとは
ダウンのクリーニングのコースって、どれがいいのかよくわからないんだけど・・・
ダウンのクリーニング方法とオプションを紹介するわね。
ドライクリーニング
クリーニングといえば、「ドライクリーニング」ですよね。
ダウンをクリーニングに出す時も、通常はこのクリーニング方法が行われています。
ドライクリーニングは文字通り水を使わず、専用の有機溶剤を用いて主に油性の汚れを落とすのに適したクリーニング法。
デメリットは水溶性の汚れ(汗など)を落としにくいという点ですが、洗浄力が高く、衣類が縮みにくく型崩れしにくいという利点があります。
ウェットクリーニング
一般的な洗浄方法であるドライクリーニングに対し、高級ダウンなどに適しているのがウェットクリーニングです。
通常家庭では水洗いできない衣類を、専用の洗剤を用いて汗などの水溶性の汚れを落とすクリーニング方法
しかし、ウェットクリーニングは職人さんによる個別洗いになるため、どうしても料金が高くなりがち。
大切にしているお洋服や高級ダウンを出す時に利用するのがおすすめです。
宅配クリーニングでは、「HIRAISHIYA」や「キレイナ」、「モンクチュール」などが高級ダウンのウェットクリーニングを行ってくれます。
興味のある方はご覧ください↓
撥水加工
冬場の防寒着としてはもちろん、アウトドアでの着用時に、雨や雪・水しぶきなど意に反して濡れてしまうことも多いダウンジャケット。
雨や水が染みこむと保温性が落ちてしまうため、オプションを利用するなら撥水加工を選びましょう。
市販の撥水スプレーを利用する方法もありますが、クリーニング店の場合はその衣類に適した撥水加工を行ってくれます。
染み抜き
ダウンの袖口や襟の汚れが気になる、または食べ物や化粧品などの染みがついてしまうと、気分も下がりますし、もう着たくない気分になりますよね。
染みがついてしまったら、できるだけ早く対策を行うことで染みが取れやすくなりますよ。
自宅で落とせなかった染みは、クリーニングに出しましょう。
無料染み抜きサービスは標準でついていますが、頑固な染みには有料のオプションが用意されています。
有料染み抜きについては、クリーニングに出す前に相談されることをおすすめします。
保管サービス
クリーニングに出した衣類を、希望の時期まで専用の倉庫で保管してもらえるのが保管サービスです。
大抵の宅配クリーニングで利用することができ、料金もクリーニング代に含まれていますから、タイミングが合えば利用しない手はありません。
特にかさばるダウンを出すと、自宅の収納スペースにゆとりが生まれてスッキリしますよ。
秋口に受け取るようにしておけば、ワードローブ計画もぬかりなく行うことができます。
以上が、ダウンのクリーニングに適したコースとサービスについてでした。
自分でできるダウンのお手入れ方法
ここまでダウンのクリーニングについて述べてきましたが、自宅でできるダウンのお手入れ方法もいくつかご紹介します。
自宅でのお手入れはこんな方にオススメです。
- 自宅でダウンを丸洗いしたい
- しぼんでしまったダウンのボリュームを復元させたい
- ダウンが濡れてしまった時の対処法を知りたい
順番に見ていきましょう。
自宅で丸洗いしたい
ダウンは扱いが難しく、家庭洗いできるものであっても、できればクリーニングに出したいところ。
ですが、お洗濯が得意な方やすぐにシミや汚れを落としたい方、多少失敗しても大丈夫なダウンをお持ちの方は家庭で丸洗いをするのも選択肢のひとつです。
ダウンを自宅で洗えるかどうか、まずは洗濯表示を確認してくださいね。
自宅で丸洗いするには、いくつかの条件が必要です。
ダウンを丸洗いできる条件
- 洗濯表示が「家庭洗い可」になっている
- 乾くまでの数日間、ダウンを着る予定がない
- ダウンの様子を見ながら随時対処できる時間的余裕がある
- 暖かく晴れた日が望ましい
失敗してしまうと中の羽毛がくっついてしぼんでしまいますから、乾くまでは放置せず、過保護ぎみに様子を見てあげましょうね。
では、洗い方をご紹介します。
スポンジに中性洗剤を薄めた液体を染みこませ、袖口や襟など汚れの目立つ部分を軽く叩くようにして汚れを落としていきます。
浴槽や洗面台などにぬるま湯を張り、中性洗剤でゆっくりと押し洗いをします。
綺麗な水(ぬるま湯)ですすぎを行い、洗濯機の手洗いコースなどでごく短時間の脱水を2~3回行います。手動で一時停止を行い、中の羽毛を均一にもみほぐすようにしてください。
脱水ができたらダウンに空気を含ませるように2~3度振りさばき、ハンガーにかけて風通しのいい場所に陰干しします。暖かくなってから、晴れた日に行うのがおすすめです。
しぼんだダウンのボリュームを復元させたい
着用しているうちに、ダウンがしぼんでしまうことがありますよね。
これは、中の羽毛がくっついてしまっている状態なんです。
その原因は、中の羽毛の湿気や汚れ、家庭洗いの失敗などが考えられますが、なくなってしまったボリュームを復元させるには4つの方法があります。
- 乾燥機にかけて乾燥させる
- くっついた羽毛を手でほぐす
- 丸洗いする
- クリーニングに出す
きちんと扱ってあげれば大抵元に戻るから、ダウンを捨ててしまわないでね!
詳しくは別記事に書いていますので、興味があればご覧下さい↓
ダウンが濡れた時の対処法
お気に入りのダウンが濡れてしまったら、ちょっと焦ってしまいますね。
ですが、もちろん濡れたものは乾かすのが基本。
乾かし方は簡単です。
- バスタオルで水気を取る
- 自然乾燥させる
- 洗濯機で脱水する
- 乾燥機で乾燥させる
こちらも詳しくは別記事で解説していますので、興味があればご覧下さい↓
以上、自宅でできるダウンのお手入れについてお伝えしました。
まとめ
ダウンのクリーニング料金は店舗型で2,000円前後が相場でした。
宅配クリーニングの場合は安いところでは1着あたり1,000円程度、高級ダウンは1着8,000円以上が相場です。
自宅でお手入れできる場合は、失敗覚悟で丸洗いするのもコストダウンにつながります。
クリーニングにどれくらいのお金をかけるのかはダウンの購入時の価格によって違ってきますが、蛇足ながらひとつ言えることがあります。
それは、ダウンの生産量が年々減ってきているということ。
本来ダウンは優れた天然素材ですから、寿命はとても長いのです。ぜひ今お持ちのダウンを大切にお手入れし、長く大切に着用してくださいね。